金利上昇時の5年ルールと125%ルール

 

みなさんこんにちは。

 

今年の3月に日銀がマイナス金利解除を発表しました。

これにより住宅ローンの金利が上がるのではと心配される方も多いのではないでしょうか。

変動金利については半年に1回見直しがされ、多くの金融機関は4月と10月に見直しを行い、翌々月の支払から適用されます。

 

マイナス金利解除の発表の後、金融緩和は継続していくとの発言もあり、急激に上がっていくことも考えにくいですが、もし今後金利が上がったとしても、利用者を守るルールがあります。

それが「5年ルール」と「125%ルール」になります。

今回はこれがどういった内容なのかを説明していきます。

 

 

◇5年ルール

5年ルールとは、5年間の間に金利が上昇したとしても、

毎月の返済額は変わらないといったものです。

ただし、この期間に発生している分の利息については、

返済が免除されるわけではなく、最後の返済に回されることになります。

 

 

◇125%ルール

こちらは、金利上昇により毎月の返済額が上がったとしても、最大125%までしか上がらないといったルールになります。

例えば、毎月の支払額が10万円の場合、月々の毎月返済額の上限は12.5万円となります。

 

では、実際にシミュレーションをするとどうなるか

借入金額3,500万円、金利0.5%の変動金利、35年払いの場合

月々の返済額は90,854円となります。

これが125%になるためには、

金利が1.87%に上がった場合(月々113,567円)になります。

現状0.5%から1.87%のように大幅な金利上昇は考えにくいですが、このような金利上昇が無い限り125%には当てはまらないです。

 

 

◇まとめ

このように、金利上昇があった場合でも、返済負担を軽減し守る対策も取られております。

ただし、増加分の利息を払わなくてもいいわけではありませんので、その対策はしっかり行う必要があります。

また、金融機関によって5年ルールと125%ルールを採用していない場合もあります。

どういった対策が必要か、どのような金融機関を選べばいいのかなどのお悩みを持つ方もご相談に来られていますので、お気軽にご連絡ください。