柱【HASHIRA】

 

 

みなさんこんにちは。

今日は家を支える大事な「柱」についての記事です。

家にとって柱とは非常に重要な役割であり、その重要性から一家の大黒柱やチームの柱など、家以外の重要なことについても例えられたりしています。

最近では人気アニメ「鬼滅の刃」においても、鬼殺隊の最高位に位置付けられている実力者の総称を「柱」と呼んだりもしています。

そんな大事な柱は家づくりでどういったものが使われているでしょうか。

木造づくりの場合、柱に使われている木材として、主に以下の2つがあります。

 

①「無垢材」

これは、自然に生えている1本の丸太を、そのまま製材した木材になります。

木そのままの素材のため、自然な風合いが魅力です。

 

【特徴】

・接着剤などの化学物質を含まないことから、人に優しい素材である。

・湿度の高い時は水分を吸収し、乾燥している時は水分を出して潤いを与えてくれる。

・傷がついた場合に補修がしやすい。

・風合いの良さや希少性の高さから、高級感を醸し出す素材としても人気。

 

②集成材

これは、十分に乾燥させた厚み2センチ程度の板を接着剤で数枚貼り合わせた構造材のことです。

柱や土台によく使われる4寸角なら4~5枚程度を貼り合わせています。

【特徴】

・反ったり曲がったり収縮したりすることがほとんどない。

・産地や個体差による強度のばらつきが少ない。

・無垢材では実現できない幅や厚み、長さの製品を自由自在に作り出せる。

・見た目がきれいな木を集めることで、高級感を出すことができる。

次に、どういった種類の木が使われているかについてです。

主にホワイトウッドやレッドウッド、スギ、ヒノキ、ヒバ、マツなどが使われることが多いです。

それぞれの特徴を見ていきましょう。

 

  

杉は流通量や柱材としての性能、コストパフォーマンスから見ても一番と言われています。

杉の心材は腐りに強く、強度もしっかりとしています。

昔から無垢の杉材が一般的に良く使われております。

 

【ヒノキ】

ヒノキは、耐久性もあり、蟻にも強く、とても優れた樹種です。

西日本では杉よりもヒノキの流通が多いため、コストが低くなっております。

逆に東日本では若干コストが高くなっております。

 

【アカマツ】

アカマツは希少価値の高い材木となりますので、コストは高めですが、国産の無垢材の中でもトップクラスの硬さを持った樹種です。

その為、柱としてはもちろん、曲げにも強いため梁に使うこともおすすめです。

 

このように柱についても、異なった木材やいくつかの種類を使っております。

これまではなんとなく柱だな~と思っていたものが、これからは「これは無垢材だな! 」であったり、「杉を利用しているんだ!」などなど細かい気づきがあるかもしれません。

小さいことかもしれませんが、そういった気づきが家づくりの幸せへとつながるかもしれませんね。